何の面白みもないバイロイト2022のキャストを見て思うこと

今年のバイロイト音楽祭の詳細が発表されたのですが、あまりにキャストに面白みがない。

 

詳細はコチラを参照ください。

お馴染みのヘルデンテノール
ステファン・グールドとクラウス・フローリアン フォークトが、2役づつ歌うというキャスティングに唖然としました。

 

しかも、フォークトにジークムントを歌わせるセンスの無さ

 

ヴォータンにも代わり映えしないジョン・ルンドグレンが起用され、
ブリュンヒルデもイレーネ・テオリンと10年前と同じような顔ぶれ。
イゾルデにも、前までブリュンヒルデを歌っていたキャサリン・フォスターが出ている。

指揮者や演出をいくら変えても、歌手の顔ぶれが使い回しではファンは離れていくだろう。

 

Stephen Gould

 

 

 

マルケ王のようなバス役にも、毎度おなじみのツェッペンフェルトが出てます

Georg Zeppenfeld

 

 

 

Catherine Foster

 

 

 

Klaus Florian Vogt

このジークムントに無茶苦茶高評価が多い理由が私にはわかりません。

 

 

 

Peter Seiffertの同演奏より上手いと思う人がいるのだろうか・・・

YOUTUBEなどでは、再生回数や、高評価の数が多ければ、比例して情報の信頼性や価値も高いように思う方もいるかもしれませんが、
そのような数字は、何も品質を保証する役には立ちません。
なので、チャンネル登録者数や、再生回数などの数字は気にしてはいけません。

 

 

 

John Lundgren

 

 

 

Iréne Theorin

まぁ、テオリンは驚くほど数年で成長したので、起用する理由がないとは思いませんが、
それでもずっと同じ歌手を使いまわすというのは、バイロイト音楽祭という特殊な環境を考えるとやっぱり私は代えるべきだと思う。

 

 

 

一方、ここはしょうがないかなと思うキャストは
Andreas Schagerのジークフリートと
Camilla Nylundのエルザ

シャーガーはパルシファルだと悪い意味で若さが出てしまた感じだったのですが、
ジークフリートは歴代ヘルデンと比べても聴き劣りしない実力者なので、このキャストは当然でしょう。

ニュールントも、エルザ、エリーザベト、ジークリンデを歌わせれば現在トップクラスなのはわかっていることなので、そろそろ若い歌手を起用しても良いような気もしますが、ジークリンデには若手のLise Davidsenを起用してることもあって、フォスターとテオリンを使いまわすようなマンネリ化は感じない。というのが私の意見です。

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