どこの国の劇場も封鎖状態でまともにオペラが上演されていないご時世。
先月、びわ湖ホールが無観客で神々の黄昏をライヴ配信して話題となりましたが、
ベルリン国立歌劇場も実施したようです。
びわ湖の黄昏も一応断片的に映像は残っているようですね。
Die Staatsoper Unter den Linden ist wegen des Corona-Virus geschlossen – aber rbbKultur bringt euch “Carmen” frei Haus – hier seht ihr die Aufzeichnung des Livestreams vom 12. März 2020
「ベルリン国立歌劇場はコロナの原因で閉鎖していますが、我々は家庭にカルメンをお届けします。ここでは2020/3/12のライヴストリーミング映像をご覧になることができます」
※rbbKulturはドイツのラジオ局の文化チャンネルという訳せば良いでしょうか・・・。
とありました。
Anita Rachvelishvili – Carmen
Michael Fabiano – Don José
Lucio Gallo – Escamillo
Christiane Karg – Micaëla
Staatsopernchor
Staatskapelle Berlin
Daniel Barenboim
演奏は大体0:59:00~です。
ドイツはメルケル首相が国民の6・7割位はコロナに感染するかもしれない。
みたいなことを言っていたらしいですが、調べれば調べるほどそういうレベルの話であることがわかってきます。
でも、そんな時でも素晴らしい音楽には感動します。
カルクのミカエラの歌唱を聴いてなぜか涙がでました。
本来は面倒臭い女の代表格であるミカエラなんて、大っ嫌いな役の筆頭と言っても良い位なのですが、それでも、・・・
いや、だからこそこんな美しく二重唱を歌われると不意を突かれてしまうのかな?
こういう時こそ文化的な時間を楽しみましょう。
無観客で世界にオペラを発信する劇場の想いを私達は受け止めなければなりませんね。
それが声楽という芸術に敬意を払うとことにもなるのだろうから!
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