おわびとプチ・コロラトゥーラを得意とするハイソプラノ特集

先日紹介させて頂いた「20世紀の名演奏」シリーズですが、

なんと、私が記事を書いた途端に全て動画が非公開にされてしまいました。

アップされて７年以上も経過していたのに、このタイミングでってことは私の記事が原因で間違えありません。

折角記事を見て下さったのに動画を見れなかった方、本当に申し訳ありません。

 

代りにという訳ではありませんが、多少色物的な部分はありますが、以下の動画でも紹介しようかと思います。

最近渋めなネタが多かったので、たまには華やかなのも良いでしょう。

 

 

AMAZING Coloratura sopranos of all times!

 

こういう類の動画や、ランキング動画を作れば再生数は稼げるんだろうな～なんて思いながら最初は観てたんですが、やっぱり歌を聴くとなると良くも悪くも聞き流せない性格でして、真剣に聴いあれこれ考えてしまうのでした（笑）

 

白黒映像の時代からカラーになると発声も変わっていくのが面白い。

ロビンなんて物凄い横に開いた声で、正直あの声が何歳まで出せたのやら･･･
一方で、デヴィーア以降は時代が進むと硬く締める方向の歌手が多くて聴いてて疲れる。
それと比較するとドゥセイはやっぱり異質だった。

火の玉のような勢いで歌ってるようで、実際は物凄く薄い所で歌ってて、絶対に声が太くならない。
ただ必要以上にドラマティックな表現をしてしまったので、2000年代前半で既に喉を傷めて手術をしたりしてなんとか声を保っている状態でしたけど、単純にパワーや勢いで歌うのとは明らかに違うなと、こうやって比較するとわかる。

 

そんな訳で
この中で個人的に好きな歌手を挙げると

Luciana Serra

June Anderson

Natalie Dessay

かな･･･
モッフォは個人的にはリリックソプラノのイメージが強いのですが、
何でも高いレベルで歌えた歌手で、その上容姿端麗ときたので恵まれ過ぎて何が得意なのかよくわからない歌手といった感じになっている気がします。

セッラは今の感覚からすると横に開き過ぎたカワイイ声（悪い意味で）
に聞こえる方もいるようなのですが、私は最も完成されているハイソプラノの一人だと思っています。
ここまで響きの質がどこの音域でも変わらず、
どんな技巧を歌ってもレガートで力む瞬間がなく、年を重ねても衰えを見せなかった歌手はそういないです。

 

 

 

アンダーソンは過小評価されてる歌手だと思うのですが、
セッラとは反対に悲劇的な役が合う暗めの声でありながら、
響きも発音もしっかり前に出ていて、高音は勿論、中低音にも力強さのある、本当に素晴らしい歌手です。

クラウスとアンダーソンのリサイタルとか最高過ぎでしょ！

 

 

 

 

 

 

 

ここで紹介されてない歌手なら、

勿論Sabine Devieilhe

この人に関しては、私がかなり好きなので理屈っぽい反論は受付ません（笑）

 

 

 

 

 

 

 

 

リリー　ポンスも結構好きなのですが、ここで紹介されてるラクメのアリアはあまり好きではありません。

ポンスはマリー・アントワネットの歌なんかが好き

 

 

 

皆様のお好きなコロラトゥーラを得意とするソプラノは誰ですか？

 

今後は、昔に書いた記事の補筆も兼ねて、一度紹介した歌手を改めて書いていこうかなと思います。
随分リンク先が消されている動画もありますし、紹介してきた歌手が随分な数になったので、本当に今聴くべき歌手が、初めて私のサイトを訪れた方にはわからない状況になってしまってますので、本当の意味でお勧めな歌手の2021年版をまとめようかと思います。