【感想】 第5回国際声楽コンクール東京

第5回国際声楽コンクール東京の映像が、
YOUTUBEチャンネルに公開されている。

部門がいくつか分かれていて、
クラシックとミュージカルがあり、私は今回クラシックのみ視聴しています。

 

このコンクールは若い年齢層を細かく分けているので、
狭い年齢で現在の学生の演奏が見れて中々興味深いのですが、
どういう訳か、韓国人多すぎね?

全体の応募人数と国籍がわかった上で、全員の演奏を聴かないとこの比率に対して何も意見は言えないのですが、
国際と言いながら、韓国以外の外国から参加者おるんかな?という意味で気になりました。

さて、演奏の中身を聞いての感想ですが、
高校生の声の成熟が早い。そして、テノールがいない。

グランプリ部門

これが若手プロ向け部門で、実質的にこのコンクールで一番純粋にキャリアのある方が集まっていると思われる。

演奏としても、最初に演奏している、Na Hanyuさんは立派で演奏にマイナス要素がない。
動画内13:27~22:42

ただ声が良いだけのバリトンが沢山いる中で、フレージング、弱音の柔らかさ、高音の強さといった技術的な部分を高いレベルでこなし、音の出だしもズリ上げたり、母音が不明瞭になることなくシャープに決まるので、リズム感も引き締まる。

低声で母音がこれだけ明瞭に聞こえる歌手は中々いないので、声だけでなく曲作りにも好感が持てて、この方は素直に上手いと思いました。
後は、どう崩して自分の解釈を落とし込んでいくか?という部分なのかもしれませんが、コンクールだと、楽譜に書かれた通り演奏するってのが鉄則なのかな?と思うと、他の機会に彼の演奏は聴いてみたい。

 

そしてもう一人、私の琴線に触れたのが高校部門に出ていた方

 

向 優華さん(9:04~12:25)
一声、と言うか立っている姿勢から風格あり過ぎて、マジで高校生?
てか、メゾなん?どう聴いてもソプラノなんだが?
と色々視覚的情報と演奏のギャップで混乱しました(笑)

まず、歌い手は歌う前の姿勢と呼吸で上手いか下手かの予測が結構つくもので、
これは私だけの意見ではなく、周りのプロとして活動している方に聞いてもほぼ同意見でした。
その点で、向さんは既に視覚的な部分でプロかと思う位に歌う時の姿勢が良い。
普通、あんな風に口開けられません

上半身の脱力としっかり下半身に重心が乗った安定した姿勢ができて、初めてあの口のフォームは可能になることで、彼女の演奏を見ていれば分かりますが、まったく重心がぶれない。ただただ関心します。

声種については、高校生でメゾかソプラノかなんて正直あんま関係ないので、
将来的にはソプラノになりそうな気もしますが、
年齢を感じさせない身体ができてる声で、日本人離れした奥行のある響きに圧倒される。
声が良いとか、デカい声が出るというのではなく、高校生で技術的に良い声が出せているということが本当に凄くて、逆にこれから音大などで教育を受ける中で、変な先生にフォーム崩されなきゃいいけどなぁ。なんて心配をしてしまう。
彼女にはこのまま伸びてほしいですね。

 

といった感じで、
このYOUTUBEチャンネルは比較的頻繁にコンクールの映像を公開してくれるので、今後も気になる歌手を見つけた場合には取り上げるかもしれません。

 

 

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