【評論】 第64回 NHKニューイヤー オペラ ガラ・コンサート

第64回 NHKニューイヤー オペラ ガラ・コンサートの評論になります。

 

日時:2021年1月3日(日)
開場:18:00 開演:19:00 終演:21:00
会場:NHKホール

 

<出演>

[ソプラノ]伊藤 晴 大村博美 幸田浩子 砂川涼子 田崎尚美 中村恵理 森麻季 森谷真理
[メゾ・ソプラノ]林美智子
[テノール]笛田博昭 福井敬 宮里直樹 村上敏明 望月哲也
[バリトン]上江隼人
[バ  ス] 妻屋秀和
[合  唱]新国立劇場合唱団 二期会合唱団 藤原歌劇団合唱部
[管 弦 楽]東京フィルハーモニー交響楽団
[指  揮]広上淳一

 

 

 

<評論>

※基本的に重唱はここから外しておりますが、
ソロがなかった上江氏の歌唱については、とにかく重くて響きが低いので言葉が飛ばない。
せめて以下の演奏くらい軽く歌ってくれればまだ良いのだが、それでも高音のGは結構ギリギリ

 

 

 

ヴェルディを歌うと音楽が重々しくい上にレガートにはならず、高音も一生懸命だしてやっと感が半端ない。
生で聴くとよくわかりますが、彼の向いてる方にはそれなりに声が飛びますが、ちょっと向きを変えると声が途端に遠く聴こえるのです。
持ってる声は素晴らしいことは間違えないんですが本当に勿体ない・・・。

 

 

 

歌劇「トゥーランドット」(プッチーニ)から「誰も寝てはならぬ」

テノール:宮里直樹

最初に一番の山が来た感じでしたが、
宮里氏の声にとって重いアリアをは大げさにならず端正に歌っていたと思います。
これだけ有名なアリアですから、どうしても劇的に歌いたくなるものなのですが、少々淡泊に感じる位でちょうど良いと私は考えているので、立派な演奏と言えるでしょう。

声を持ってるから若くして成功している訳ではないく、逆に、声を持っているにも関わらず理性的に歌えるところが彼の一番凄いところなのではないかと感じました。

 

 

 

歌劇「椿姫」(ヴェルディ)から「そはかの人か」
ソプラノ:伊藤 晴

伸ばしてる音が全部揺れている。
高い音に上がる時にズリ上げる。
下降音型では響きが落ちる。
”e”母音は横に開く。
高音は完全の喉声で聴いていカバレッタは聴いていて辛かった。
無理してハイEsを出すことないのに・・・。

 

 

 

歌劇「仮面舞踏会」(ヴェルディ)から「でも、ひからびた茎から」

ソプラノ:中村恵理

相変わらず持っている声は日本人離れしており、
低音も以前に比べて響くようになったとは言え、アメーリアを歌う声かと言われるとやっぱり違う。
なぜ有名でも華やかでもないこの曲を選んだのかはわかりませんが、ブッファよりはセリアの方が暗めの声質に合っていることはわかります。

彼女の歌唱はどうしても高音に強さはあるものの硬さもあって、
表現的には、たしかに大切に言葉を歌っているのは伝わってくるのですが、内に籠ってしまって、
感情と一緒に声まで籠ってしまう。
この原因はどこかと考えると、私は口の動きが大き過ぎることだと推測します。

口全体の動きが大きいということは、中の空間も常に変化していることになるか、
空間は維持できていたとしても、舌の奥などを硬直させて無理に空間を維持しているかのどちらかになるので、唇の先だけで発音できるように無駄な口の動きを無くすことで、もっと声に柔らかさが出るはずです。

 

 

 

歌劇「トロヴァトーレ」(ヴェルディ)から「見よ、恐ろしい火よ」

テノール:笛田博昭

とりあえず最後のハイC上手く行けば全て良し、みたいな曲ではありますが、残念ながら最後やや失敗してしまいましたね。
日本人スピントテノールとしては規格外の完成度を持った歌手であることは疑いようがないのですが、
例えば出だしの歌詞の「di quella pira」の”pira”のような細かい音がきっちり入らないのは気になるところです。

テノール馬鹿の代名詞的とも言える人で、この曲を得意にしたフランコ ボニゾッリというテノールがいるのですが、
実際彼はただ高音に命を掛けてるテノール馬鹿ではなく、しっかりした技術に支えられた馬鹿なので、この辺りの細かい音の入り方は実に素晴らしいです。

個人的には、ドン・カルロの重唱の方が笛田氏の声に合っていたように思いました。

 

Franco Bonisolli – DI QUELLA PIRA

https://www.youtube.com/watch?v=NPWptjrlAHU

 

 

 

歌劇「リゴレット」(ヴェルディ)から「慕わしい人の名」

ソプラノ:幸田浩子

この曲の上手い下手を判断する重要なポインの一つは、
出だしの「 gualtier malde」と”E”の音で喋る部分が全て真っすぐに音質がブレずに歌えるかどうかがあります。
そして幸田氏は、常に声が揺れ揺れ”e”母音は横に開き、更に鼻声。
ここが上手く歌えなければ後の技巧的なパッセージが音程通りに歌えたとしても良い演奏にはなりません。

 

 

 

「女心の歌」

テノール:望月哲也

なぜこの人がまた出ているのか不思議で仕方ない。
アペルトで鼻声というテノールがやってはいけない間違えを踏襲しながらも売れ続ける彼は何なのだろう?
そんな訳で、私はクラシックの声楽家とは望月を見なしておりません。
これで最後のHの音も力んでしまって決まらないし・・・、

 

 

 

歌劇「ラ・ワリー」(さようなら、ふるさとの家よ」

ソプラノ:田崎尚美

昨年一番上手かった田崎氏ですが、この曲はあまり合っていないのか、
それともこの曲が彼女の声には重すぎるのか。
どうもフォームが昨年と変わってないか・・・?

と思っていたら、彼女、昨年カルメンなんて歌っていたんですね。
しかも、なんかフランス語もカタカナ読みのようにたどたどしく聴こえてしまうし。
声やテッシトゥーラが合わない曲を歌うとフォームは崩れるもので、
今回の田崎氏は、高音がズリ上げ気味になっていたし、声も揺れ気味だったので、もしかしたらドイツ語だったら違うのかもしれませんが、今回のワリーは彼女の良さが生かされていなかったように感じました。

 

 

 

 

歌劇「カルメン」(ビゼー)からハバネラ「恋は野の鳥」

メゾソプラノ:林美智子

 

一昨年と同じ曲を歌ったんですね。

 

今活躍してるメゾですか?
と正直思うのですが、私は以前からずっとこの人の声はソプラノだと思っています。
ソプラノが無理やりいろんなところ詰めてメゾっぽい声を出している。
聴いてて辛いっす。

今年はサンサーンスが没後100年なので、同じメゾの有名なアリアならダリラを歌うべきだったんじゃないのか?

 

 

 

歌劇「カルメン」(ビゼー)から花の歌「おまえが投げたこの花は」

テノール:村上敏明

昨年はあまりに声に合わな過ぎるネモリーノを歌ったので、今回はまだ合っている曲ということでひとまず良かった。
もう押し一辺倒声しか出ないので、タイプライターで叩いたような粒立ちの良い音楽でして、
おおよそフレージングというものは存在しない。
その分、高音の出だしの音などは確実にスパっと決まるし、声も揺れない、高音でもズリ上げたりなんかは絶対ないために安定感のある歌唱には聴こえるのですが、フランス語の色彩感などは微塵もなく、特に”e”母音は全て開口で、閉口母音の”e”なんかはちょっとは変化つけてほしい。

 

 

 

歌劇「つばめ」(プッチーニ)から「ドレッタの夢」

ソプラノ:森麻季

これは選曲が良かったと思います。
良い部分が生かせた。ばんざーい!
きっと五線の上の方だけしか使わない曲があれば日本でもトップクラスの歌唱ができる。
てことは、古典歌曲とかは全部オクターヴ上で歌えば良いんじゃないか?

この曲は、自分の言葉や間やフレージングでドラマを構築しなくても、伴奏が雰囲気を作って助けてくれるので、彼女の歌唱を上手く聴かせるのには最適だった。

 

 

 

 

 

 

歌劇「マノン・レスコー」(プッチーニ)から「華やかに着飾って」

ソプラノ:砂川涼子

あまり印象に残らなかったのですが、
とりあえず、揺れるし”e”母音が崩れる。

 

 

このリサイタルの、フォーレ「Pie Jesu」なんかを聴けば、”e”母音の崩れがよくわかります。
ピンとこない方は、以下のような上手い人のPie Jesuと比較すれば良いかと思います。
それ以前に、最初に歌ったAprès un rêveでも肩で息をしているのがよくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

歌劇「ロミオとジュリエット」(グノー)から「ジュリエットのワルツ」

ソプラノ:森谷真理

 

 

 

この方は高音は良い。
でも中低音が奥まって詰まる。
そんな訳でテッシトゥーラが高い曲は上手いのですが、一定より低い音域は・・・。
レパートリー一人し、暗譜速いし音楽家としては素晴らしいと思いますが、中低音の詰りがやっぱり気になる。

 

 

 

歌劇「蝶々夫人」(プッチーニ)から「ある晴れた日に」

ソプラノ:大村博美

今年は調子が良かったのか、響きの質が高い水準で安定していて、
最後の高音(B)がちょっと低かったのを除けば、やっぱり日本で蝶々さんを歌わせたら、現在トップクラスの歌手は大村さんだなと再認識させてくれるに十分な演奏だったと思います。

 

 

こちらは昨年の演奏ですが、どうも真っすぐに喋れておらず、響きも平べったさがあったのですが、今年の蝶々さんは本当にその辺りの声の緩みはなく、音楽には柔軟性があって、一番最後の最高音(B)がやや低かったことを除けば文句なしに良かったと思います。

 

 

 

歌劇「アンドレア・シェニエ」(ジョルダーノ)から「ある日青空をながめて」

テノール:福井敬

もう何も言うまい。
モナコの真似がしたかったのか、もう歌になってないレベルに叫んで終わった感じ。
現代医学は不老不死の研究に余念がないようですが、この人は毎年もう終わりかと思われながらも一応声を維持し続けている。
どこまで声を延命処置できるのかには興味があります。

 

 

 

歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ワーグナー)から「親方たちをさげすんではならぬ」

バス;妻屋秀和

最後に安定感のある妻屋氏で締めてくれたのは良かった。
個人的には何を歌っても同じ感じがして、役ごとの歌い回しの違いみたいなものは今ひとつ見えないのだが、それでも日本人でこれほどのバスは中々いないので重宝されるのは当然と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

てことで、オマケに凄いコンサート映像を偶然発見してしまいました。

 

Rome Opera Centenary Gala 1980

タリアヴィーニなんて67歳
他の歌手は1920~30年代生まれなので40・50代ですが、
こうやって聴くと、現代の歌手の発声の崩れようがよくわかってしまいます。
このリサイタルでは、癖のある歌唱をする人はかなりいますが、発声的にはギャウロフ一人だけが響きのポジションが低く、響きではなく声で歌っていることがはっきりわかります。

そんな訳で、一人を除いて全員が言葉をしっかり喋っていることがわかり、誰も大声を張り上げて歌ったりなどしていません。
ヴェルディバリトンは決して大声を張り上げるものではないのですが、現在は重く強い声を出すのがヴェルディバリトンと勘違いしてる人が多くて困ります。

この時期のブルゾーンの声の柔軟性は本当に素晴らしく、これがロドリーゴだよなぁと納得。
一方のカプッチッリのNemico della patriaもやっぱ流石で、二人とも響きのポイントが上の前歯と鼻の辺りで同じだったことに今更ながら気づきました。

ソプラノ勢も根本的に響きのポイントが前で、どんな音量で歌っても軽さ、柔らかさが常にある。
いかに現在喉を押した声が蔓延しているかがわかります。

 

 

12件のコメント

  • ミク より:

    砂川さん上手い!
    と思っていたのですが、確かに本当に上手い人とは響きの質が全然違う気がする。
    日本人だからしょうがないのかな?
    とも思うけど、きっとそういうのじゃないんですよね。

    • Yuya より:

      ミクさん

      コメントありがとうございます。
      お好きな歌手をディスるような内容だったので気分の良いものではなかったかもしれませんが、

      「お前は何様だ?」
      と言われようと、批評は必要だと考えております。
      上手い歌手は日本人でもいますが、残念ながら上手いから有名になる訳ではないからです。

      少なくとも、あまり日本のオペラ事情に詳しくない方がこの演奏会を見たとしたら、ここへ出演している歌手が日本のトップレベルなのだと思うことでしょう。
      長い時間とお金を掛けて海外の歌手と比較しても負けないだけの実力を身に着けてきた歌手が中々正当な評価を受けられない現状をなんとかするには、
      知名度が低くても上手い人を積極的に紹介し、人気や知名度と実力が見合っていない歌手を批評する。これをやり続けていくことが大事だと思って私はこのブログを続けております。

  • いー より:

    今年で64回のニューイヤーオペラガラ・コンサート。
    私は毎年必ず見ています。
    出演している歌手の方々に関しては色々意見がありますが、私自信は楽しく見させてもらえました。
    数年前までEテレは、芸術劇場と言う番組があって著名な歌手のオペラや歌曲等が見れたのですが、クラシック音楽館と言う番組になってからは殆ど交響曲ばかりになってしまい、何だかEテレのクラシック音楽の番組はつまらなくなってしまいました。
    (いくら交響楽団を持っているからと言って殆ど交響曲ばかり放送しやがって、そんなにオペラや歌曲を放送するのが嫌いかNHKEテレ!)

    ちなみに・・・・・・
    今回のオペラコンサートに出演しているソプラノの田崎さん。
    見ていたら誰かに似ているなと思っていたら、女装しているお笑い芸人のガリットチュウの福島に似ていて・・・・・・・・・・・( ゚д゚)ハッ!田崎さんごめんなさい。

    • Yuya より:

      いーさん

      Eテレそんな感じなんですか?
      早朝にやってたクラシック倶楽部は声楽関連のリサイタルも結構放送されてましたけど、
      あれももうやってないのでしょうか?
      まぁ、現代は劇場がライブストリーミングとかやってますし、YOUTUBE上にも頻繁に公演がアップされますから需要がなくなったのかもしれませんね。
      昔は20世紀の名歌手みたいなドキュメンタリーもあったんですけど、そういうの最近NHKは作ってるのだろうか・・・。

      私はテレビよりラジオ派だったので、ベストオブクラシックとか結構聴いてましたけど、今は時間が合わなくなって聴けてないですね。
      あれで日コンとかの情報入れてたんですけどね。

      • いー より:

         クラシック音楽館はBSプレミアムですね。
        Eテレ(教育テレビ)では放送されていません。
        NHKのFMでは金曜日にオペラが放送されているので(PM2:00から)時間があればそちらを聴いています。
        クラシック音楽館はテレビを見る際にテレビ欄を見て確認してますが、ほとんど交響曲又は器楽曲ばかりでオペラ歌曲はありません(;_;)/~~~
        確かに、今は YouTube等の動画配信で、いつでも見たり聴けたり出来るのですが、かえっていろんなジャンルの動画があり好きな動画をみれるのでそれが災いとなり(?)クラシック音楽特にオペラや歌曲はマニアでない限り見る人は少ないと思います。
        現に動画みていると、声楽の再生回数が本当に少ない少ない。
        やはりテレビ局は、お笑い芸人のバラエティやワイドショーよりもう少し声楽の番組に力を入れて欲しいです。
        民放の地上波では題名のない音楽会ぐらいですね。
        BSやCSでもクラシックの番組はありますが、契約しない限り見れないですし。

        • Yuya より:

          なるほど。
          テレビは今そんな感じなんですね。
          やはり文化的に根付いていないということですよね。

          一応日本は合唱大国のはずなんですけど、独唱になるとどうしても言葉の壁があるので器楽に比べてハードルが高いですよね。
          興味を持つ人を増やすのは難しいですが、そもそもテレビを見る人も減ってきているので、
          ストリートピアノみたいな感じで、いつでも歌ってる人がいるような公共の場があると良いんでしょうね。

  • JK より:

    今年も、声楽評論、楽しみにしていますのでよろしくお願いいたします!さて、Yuyaさんの辛口批評が楽しみで、ここ数年はまったく視聴していなかったNHKニューイヤーオペラコンサートを聴きました。色々と感想はありますが、私は仏語の仕事をしているので、何だかんだ言っても仏語のアリアが気になります。確かに、カタカナっぽい仏語だと感じる歌手も・・・ 歌手であるい以上、音感は良いのだから音符に乗せたらある程度は美しい仏語に聞こえるはず、と思うのですが。ヨナス・カウフマンがホセを歌ってもそこそこに自然に聞こえますが(歌のレベルはともかくとして)、音符のないセリフとなるとかなり訛った仏語になるので吃驚したことがあります(ただし、カウフマンは結構仏語がしゃべれるので、フランスのTVのインタビューに堂々と仏語で答えています)。皆さんが指摘されているように、以前はNHKのBSでしょっちゅうオペラを放映していました。ロベルト・アラーニャを知ったのもBSのお陰です(大昔の話です)。グノーのロメオを歌っていました。最後に出演者の名前を見て、「あら!イタリア人? イタリア人なのにフランス語がとても上手くて自然だな、珍しい」と感心したのを覚えています。イタリア人移民の子どもでフランス育ちとは知りませんでしたから。フランス語ってやはり敷居が高いのでしょうか。私はフランス語の音声について全然勉強していない(フランス語教師になる人は勉強する必要がありますが)のでその辺りは何とも言えませんが。

    • Yuya より:

      JKさん

      興味深いコメントありがとうございます。
      雑誌のインタビューだったかで、アラーニャは歌唱フランス語の発音について、ニコライ・ゲッダ(Nicolai Gedda)が理想的だと語っているのを見たことがあります。
      歌唱の場合、ドイツ語であれば舞台語というのがあって、簡単に言うと、地方によって訛りが入らないように設けられた舞台用標準語とでも表現すれば良いしょうか。

      フランス語の場合はあまりそういう言い方は聞きませんけど、口語のように”R”を発音すると言葉を飛ばし難いので、多くの歌手は巻き舌にしているのではないかと思います。
      ちょっと前に活躍したフランス人テノール、アラン ヴァンツォ(ALAIN VANZO)も、それこそイタリア人のようにRを巻くんですよね(笑)

      私は恥ずかしながらそこまでフランス語勉強してないので、人によってリエゾンの位置が違うのに悩みますね。
      特に、「et」はフランス物が得意な人ほど、リエゾンはあまりしない傾向があるように思えますけど、実際どうなのでしょうか?

      私の評論楽しみにして頂けて嬉しいです。
      演奏会を聴ける機会が今年も少なそうでどれだけ記事が出せるかわかりませんが、
      引き続きよろしくお願いいたします。

      • JK より:

        確かに。フランス語のRを巻き舌で発音されると、とたんにイタリア語っぽく聞こえます。ちなみに、フランスでは、イタリア人がしゃべるフランス語を真似するときは、巻き舌をやらたに強調し,鼻母音を無視します。その逆もありで、イタリア人がフランス人が話すイタリア語を真似するときは、妙にフワフワした話し方で笑いをとります。私の拙いイタリア語も、スパッとしない妙なイントネーションのフランス語っぽいイタリア語だな、と我ながら思います。はい、英語のandに相当するetは後続の単語とリエゾンしません。この辺り、面倒くさいですよね。

        • Yuya より:

          JKさん

          言語の癖って面白いですよね。
          外国人だからこそ意識的に歌う時にはキレイに聴こえるように勉強するという面もあるのかなと思います。
          日本人が日本歌曲を歌っても明瞭に言葉が聞き取れないことが多々あるのも、
          無意識に喋れるがために日本語の特徴を理解せず歌っていることが原因だったりすることもありますし。

          そういえば、ご存じかもしれませんがロッシーニのランスへの旅というオペラに、色んな国の人の喋り方を真似しながら歌うとても面白いアリアがあります。
          https://www.youtube.com/watch?v=2gKJO1-tzmA

          ドイツ人とロシア人の真似が個人的には特にツボです。
          そしてライモンディの歌唱が本当に素晴らしいので一度聴いてみてくださいませ。

          リエゾン教えて頂きありがとうございました!

  • 松永行子 より:

    ニューイヤーオペラは、お正月の一番の楽しみです。時間も3時間に延長し、もっと多くの歌を聞かせてほしいです。ところで幸田さん、林さん、福井さんは引退し若い方(出演機会のない方)に出演してほしいです。特に幸田さんは、声がでていません。また最近清水香澄さんのカルメンを演奏会で聞きました。私は素人なので技術的なことはわかりませんが、清水さんの圧倒的な声に魅了されました。林さんよりカルメンにふさわしいと思いました。私は田崎尚美さん、森麻季さんの大ファンです。田崎さんはカバリエを連想します。本当に美しい声ですね。森さんは仕草が魅力的で衣装も目を楽しませてくれます。昨年のイタリア人の指揮者とのやり取りも素敵でした。歌手の選考はどなたがやるのかわかりませんが、海外で活躍している日本人の歌手の出番も期待します。

    • Yuya より:

      松永行子さん

      コメントありがとうございます。
      ニューイヤーに限らず、二期会の目玉作品の主役も大体似たような顔ぶれですからね。
      更に言えば、ニューイヤーは年末年始が稽古に取られるため、海外で活躍している方が参加し難いというのもあるようですし、
      そのためだけに来日するとなれば費用の問題もあるでしょうから難しいと思います。

      清水香澄さんはニューイヤーに出ている年もあったんですけど最近出なくなってしまいましたね。

      普段オペラとは縁のない方にもニューイヤーは目にする機会がありますから、
      ああいう舞台に立つということが、一部の方には日本人歌手の代表に映ってしまいますので、まずは選考基準が鮮明でないことにはどうしようもないでしょうね。

      残念ながら、日本を代表する歌手として紹介するのは、出演していないプロの歌手の方々に失礼なレベルになっていますからね。

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